かっさ療法の歴史は古く2000年前から民間で伝わり民間の経験から受け継がれたものです。現在もかっさ療法は進化しています。

進化するかっさ療法

刮痧かっさ)は、中国で「グアシャ」と呼ばれています。
刮痧療法の歴史は古く2000年前の『黃帝內経』に遡ります。
長い間に民間で伝わり実用され、民間の経験から受け継がれたものです。
元代と明代以降、この民間療法が医学者達の注目を引くことになりました。
医学者達はこの治療の経験を『世醫得効方』『景嶽全書』などに記載しました。
清代になると郭誌遂氏が最初の刮痧専門書である『痧脹玉衡』を執筆しました。
主な病原、流行、類別、刮痧方法、道具及び総合治療法などの面でより詳しい
論述をしました。それ以降、陸樂山氏の『養生鏡』が誕生しこの二冊の著作がより
専門的な医療技術に進化させる礎となります。

その後刮痧医術に関する論述は次第に多くなり著書も多数でることになります。
90年代にはいると呂季儒教授がより科学的な理論で「循経走穴刮痧法」が開発される。
漢方医学の経絡学説を元に、刮痧方法と行う部位と経絡とツボの関係を結合させた現代の
「経絡刮痧法」(第2世代刮痧法)となります。水牛の角で制作した刮痧ヘラを持って
治療するスタイルもこの時に考案されたものです。経絡とツボを刮痧することで気血を調節し経絡を
疎通することによって病原を身体の表に出す。その身体の状態が病変となっている臓器、細胞に栄養と
酸素が補完され活性化し本来の治癒能力で安全で健康に不調を回復させることができる。
この経絡刮痧法によって、疾患の治療範囲が拡大しました。臨床に、内科、外科、耳鼻科、婦人科などに
おける400種類以上の疾病を治療できるだけでなく治療効果をも向上させました。
昔の民間刮痧療法(第1世代刮痧法)に新たな生命力を吹き込み進化したのです。
さて最新かっさ医術は、ホログラム刮痧療法が開発され本場中国でも大人気となっています。
開発者の張秀勤教授は「経絡刮痧法」を習得し大量の臨床実績で豊富な経験を積み刮痧療法の有効性を
さらに発揮させ「経絡刮痧法」の弱点を解決するためにバイオホログラム理論を加えたホログラム刮痧法「全息経絡刮痧法」
を誕生させました。「全息経絡刮痧法」は、局所に痛んだり皮膚病があったり前回の「痧」が消えなかった場合にも、
病変局所以外の場所で関係するホログラムツボから刮痧を行うことで病変局所に行うのと同じ効果を出すことができ、
刮痧を重ねて施すことができない難題を解決し現在ではサロン様の導入も増え人気のメニューとなっております。

当スクールでは、張秀勤教授の「全息経絡刮痧法」を理論講義から実技(実践)までを習得していただける講座をご用意しております。
また民間刮痧療法のコースもありホームケア向けとして習得できるライトなコースもございます。
ゼロから始める方からプロフェッショナルな技能訓練までレベルに応じたコースを選択していただけます。

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