健康維持刮痧

中国発祥の刮痧療法は2500年前から使われていたと言われています。
中国の唐の時代には臨床で疾病の診断と治療にも利用されいたと記録されており
現代臨床においても400種類の疾病(内科、外科、婦人科、眼科、小児科、骨科など)の治療に使われています。
刮痧は安全で即効性があり、また薬のような副作用がないので今でも世界中で人気があります。
さらに刮痧は簡単で勉強しやすいのでセルフケア・ホームケアで自身や家族の方へも行うことができます。
病気の予防や治療にとって、血液の循環、特に末梢にある微小な毛細血管が大切です。
生命活動を維持するためには、血液を循環させる必要があるからです。
生きていくために必要な酸素や栄養素を各細胞や組織に運び、そこで不要となった二酸化炭素や老廃物を排出します。
この活動に不具合が生じると、細胞や組織が破壊され不調や病気の原因になります。
つまり、微小循環の血管は、身体にはとても大事な交換血管なのです。
病気の人と健康な人の微小循環を比較すると病気の人は血液中の赤血球、白血球、血小板といった
血球成分の流れが悪いのです。とくに、赤血球の流れが悪くなると、必要な酸素を運ぶことの障害となります。
いくら鼻や口から酸素を吸っても、末梢の細胞や組織にはすべて届くわけではありません。
血液循環の主目的が生体内部環境の維持、すなわち全身の各組織細胞に対する生活物質の供給と代謝産物の除去に
あることを考えれば、微小循環こそまさに循環系で最も本質的な役割を演ずる部分であり、心臓や太い血管は微小循環に
適切な血流を供給するための補助装置であると理解できます。
全身の細胞の活動条件は微小循環によって直接規定されています。微小循環の障害は、当該組織の機能不全を引き起こし、
障害の部位と広さによっては生命の喪失につながります。
刮痧ではプレートを皮膚に圧をかけることで体内の毒素を含んだ不要な血液が毛細血管から皮膚と筋肉の間に
浮き上がってきます。それは私たちの目に見える痧です。痧が出ると微循環障害の改善になります。
微循環を改善すると新陳代謝、免疫力も向上になります。痧の色、量、形によって疾病予防と診断もできます。
刮痧は予防医学としても使われています。

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